[バーガー映画]パルプ・フィクション

「ハンバーガー×映画」でまずはこの映画を置いては始められないのかなと。

クエンティン・タランティーノの1994年の作品「パルプ・フィクション」
複数の物語の時間軸がバラバラに描かれ、オムニバス形式で進んでいき、
伏線を張りながら複雑に絡み合いながら進んでいくおしゃれでかっこよくてスタイリッシュなバーガー映画。
「パルプ・フィクション」にはたくさんの小ネタや、他の映画からのオマージュなどたくさんありますが、ここでは切り口はハンバーガー。

最初(といっていいのか)のシーン、強盗のパンプキン(ティム・ロス)とハニー・バニー(アマンダ・プラマー)のレストランでの会話で始まります。
突然の強盗シーンからの、「MISIRLOU」で始まるオープニング。
バカみたいにかっこいい音楽でテンション上がります。

急に切り替わったと思えばハンバーガー好きのマフィア、ヴィンセント・ベガ(ジョン・トラボルタ)とジュールス・ウィンフィールド(サミュエル・L・ジャクソン)の車内のシーンではマックやらバーガーキングの話。
パリのマクドナルドではビールを売っている。
クォーターパウンダーはフランスではチーズロワイヤル。
ビックマックはル ビックマック。
オランダのポテトフライはマヨネーズがついてくる
ケチャップじゃないんだぜ!
って。

2人が着いた先は、スーツケースを盗んだチンピラのアジト。
チンピラを威圧しながら、バーガー話をするジュールス。
チンピラの食事のハンバーガー(ビッグ・カフナ・バーガー)を食べちゃいます。
ハワイアンバーガーと言ってるのですが、サイズも見た目もマックみたいなファストフードの小さめのハンバーガー。
紙袋のイラストはがつっとでかい感じなんですけどね。
日本でも食べれるクアアイナやテディーズ ビガー バーガーと比べても割と小振りな感じ。
少し油分が多いのかひび割れたバンズとマックに近い薄めのパティ。
間にはチーズにケチャップと少しレタス。それだけのシンプルなバーガー。
ジュールスが片手でたべる姿でもう食べたくなりますね。
それをスプライトで胃に流し込む。

バーガー話で和んだかと思えば急にキレ出すんですけどね。

ビッグ・カフナ・バーガー、バンズはロッテリアの「絶品チーズバーガー」のバンズで近いものができるんじゃないかと。
もう少し水分少なめで少し大きければパーフェクト。
絶品チーズバーガーのチーズは2種類のシュレッドチーズなので、パティにチーズがまんべんなく溶けちゃってますが、それを1枚の四角いチェダーチーズに変えて、少しのレタスとケチャップにしたら……。
と妄想膨らましていたら。
肉厚絶品チーズバーガー
ってことで、近日中にやってみようかと思います。

次のバーガーはミア・ウォレス(ユマ・サーマン)とヴィンセントのデートシーン。
ミアと車で向かったレストラン「ジャックラビットスリム」はアメリカンな内装に有名アーティストや俳優のコスプレをした店員がいるコンセプトレストランみたいなところ。
店内にはアメ車の中を座席にした席もあり、ミア達が座ったのはクライスラー。

ここで出てくるハンバーガーはちょっと大きめ。
バンズのトップはかぶせてあるものの、オープンスタイルのバーガー。
バンズはオーソドックスなゴマバンズ。パティも240g位はありそうボリュームのあるパティ。いかにもザ・アメリカって感じのハンバーガー。
特にソースなどの味付けのないシンプルなハンバーガーですね。
野菜ははさまずにケチャップを付けてがぶっとたべるミアがかわいい。
ハンバーガー食べながら会話をするシーンは最高です。
その後のダンスシーンは有名ですね。

このバーガーはコストコとかで売ってるゴマバンズでできそうですね。
ポイントは、できるだけバンズはチープにして肉は赤身中心にちょっと荒めに挽いてボリュームのあるパティに。

ちょっとその後はアレなシーンもありますが”catch up”

ブッチ・クリッジ(ブルース・ウィリス)がマフィアのボスのマーセル・ウォレス(ヴィング・レイムス)を車で轢くシーンではマーセルがちょうどファストフードでテイクアウトをしてきたところ。
あのバーガーはどうなっちゃったんだろう。

ただただハンバーガーを食べたくなる映画として観て楽しめる映画です。
ストーリーも何度観ても飽きない名作。

ミアとのデートシーンでハンバーガーを食べればミアと食べてるかのような錯覚に……。